2016年3月25日(月)、北部タイ日本語日本研究コンソーシアム主催による「第5回日系企業訪問」を開催しました。
โครงการนี้ฯ มีวัตถุประสงค์เพื่อ ให้คณาจารย์ผู้สอนภาษาญี่ปุ่นและญี่ปุ่นศึกษา ได้รับทราบข้อมูลและรับรู้ถึงสถานภาพของทรัพยากรบุคคล ที่มีความรู้ความสามารถด้านภาษาญี่ปุ่น และนำข้อมูลดังกล่าวนี้ไปถ่ายทอดแก่นักศึกษา เพื่อเป็นแนวทางในการพัฒนาตนเองต่อไป
日系企業訪問は、ラムプーン工業地域の日系企業を訪ね、企業における日本語話者人材の現状を知ることで、今後の大学における教育、進路指導に役立てるために行っています。
ช่วงเช้า : เยี่ยมชมบริษัท Namiki Precision (Thailand) Co., Ltd. พร้อมหารือแลกเปลี่ยนความคิดเห็น
午前中は並木精密宝石 (タイランド)社で工場見学と意見交換をさせて頂きました。
Mr.Fumiki TADA (Namiki Precision (Thailand) Co., Ltd) อาจารย์ Isao YAMAKI ประธานเครือข่ายภาษาญี่ปุ่นและญี่ปุ่นศึกษาระดับอุดมศึกษาภาคเหนือ 多田 文昭氏(並木精密宝石 (タイランド)社:右) 八巻一三男先生(北部タイ日本語日本研究大学コンソーシアム会長:左) |
ช่วงบ่าย : การเยี่ยมชม Fujikura Electronics (Thailand) Ltd. พร้อมหารือแลกเปลี่ยนความคิดเห็น
午後は、フジクラ・エレクトロニクス・タイランド社でも、工場見学と意見交換をさせて頂きました。
富塚稔端氏 (フジクラ・エレクトロニクス・タイランド社) Mr. Toshimizu TOMITSUKA (Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.) |
プリヤ・ワッチャラワンターノン氏(フジクラ・エレクトロニクス・タイランド社) คุณ ปริย วัชรวันทานนท์ (Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.) |
ขอขอบพระคุณบริษัท Namiki Precision (Thailand) Co., Ltd.
และบริษัท Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.
ที่กรุณาให้การต้อนรับ คณะผู้เยี่ยมชมจากเครือข่ายฯ เป็นอย่างดี มา ณ โอกาสนี้
お忙しいところ、訪問を受け入れてくださった並木精密宝石 (タイランド)社とフジクラ・エレクトロニクス・タイランド社に心より感謝いたします。
北部タイ日系企業訪問報告
2016年4月25日(月)今年で5回目となる北部タイ日本語日本研究大学コンソーシアムの合同事業である北部タイ日系企業訪問が実施された。
例年1月上旬に実施することが多いが、今年は少し遅い実施となった。だがコンソーシアムの全体会議の場で告知しておいたこともあり、チェンマイ県以外からピブーン・ソンクラーン大学、チェンライ・ラチャパット大学から教員も参加し、総勢15名での訪問となった。
午前中はNamiki Precision(Thailand)を訪問した。ここではモーターや自動で点滴を調節できる医療器具や振動スピーカー、オプティカルコネクターなどを製造している。珍しいところでは、レコードで使用するダイヤモンド針を現在でも製造しているとのことだった。
企業紹介の後、工場見学、会議室に戻って、質疑応答の時間を取ってもらった。こちらには、約500名の従業員がいる、その中に現在3名の日本語通訳が働いている。一人は、もう6年も務めている日本人の通訳者である。3名の通訳で会議での通訳や、機械のトラブル、報告書の翻訳、または日本から来たお客様の接待、手配、観光案内等すべて行わなければならないので、とても足りないと話していた。
また通訳の仕事をNamiki以外の企業で経験があっても、その企業に合った翻訳能力を身につけるまでには最低1年はかかるとのことだった。
インターンシップはこれまで受け入れたことはないが、通訳に特定するのではなく、いくつかの業務の中で日本語も使うという形であれば、受け入れはできるかもしれないとのことだった。
大学での授業のアドバイスとして、日系企業は技術系の工場が多いので、日刊工業新聞や、日経ものづくりなど、技術や製造を扱った教材を取り入れてはどうかと言われ、今まであまり考えていなかった視点から話をしてもらえた。
午後は、Fujikura Electronics(Thailand)を訪問する。親会社は電線に被覆をする事業からスタートした、1885年創業の老舗企業である。現在は〝つなぐテクノロジー“をスローガンに、パソコン部品、車の座着センサー、フィルムアンテナ、ハードディスク部品、電子配線盤、インターフェイス・ケーブルなどを製造している。タイ国内に7工場を持ち、タイ全体で20,000名強、ランプーンだけで約5,100名を擁するタイでも屈指の大きさを誇る日系企業である。それでも2012年からオートメーション化を進め、現在人員を削減している。ランプーン工場には、日本人が13名、タイ人のマネージャー職が34名いる。
午前中と同じように、企業概要を紹介してもらった後、工場見学、会議室に戻り、質疑応答を行う。こちらでは通訳という職種はなく、社内公用語は英語であり、会議も英語で行っている。ただ同じFujikuraでもランプーン工場に通訳はいないが、アユタヤ工場にはいるという。
会議で英語を使うのは、通訳を通すことで反応が遅くなるのが嫌だからだという。しかし通訳がいないため、日本から出張者が来た場合の対応が難しいという。社内に日本語を話せる人もいるが、通訳の仕事をしているわけではないため、ずっと応対しているわけにはいかないからだという。
実際に日本語の通訳は欲しいが、それでも日本語だけできるのではなく、英語も使えることが必要なようだ。会社の方針としてTOEICで600点は取れるように求められている。
英語の使用については、毎日工場内での限られた英語を使用しているため、日本人・タイ人ともに、半年くらいすると、だいたい言いたいことが言えるようになり、理解でき問題ないとのことだった。
またこれまではインターシップを受け入れていないが、今後連絡すれば検討してくれるということである。
今回2社を訪問し、どちらの企業とも、とても気持ち良く真摯な対応をしていただき、参加した教員たちにとっても、たいへん意義のある実り多い訪問となった。今回の訪問を大学での授業に生かせるように考えていきたい。